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基礎と耐力壁の量とバランス、
補強金物がポイント
基礎は建物を一体化する役割をしている
壁量とバランスのとれた配置が構造部のポイント
構造部については、構造を支える壁(耐力壁)の量が重要です。さらにその壁が家全体にバランスよく配置されることで、建物を揺れから守ります。わが国で多く用いられている木造軸組工法については、壁の量や配置に関して、これまでの耐震基準の改正によって、壁の量の規定と配置の計算方法が示されている。「計算の方法にしたがって設計すると、バランスのとれた配置ができるようになりました。
こうした改正によって、現行基準を守れば一定の耐震性が確保されるようになった。
木材同士の接合部を補強金物で緊結する
標準的な基礎の仕様は「布基礎」 と「ベタ基礎」
基礎は鉄筋コンクリートが一般的。また、基礎の仕様は建物の外周部などに連続した布基礎とするか、強固な盤面とするベタ基礎(図参照)がある。面で固めるべタ基礎のほうがより一体感が増すという。
木造軸組では筋交いの入った耐力壁が重要
用いる金物が部位ごとに決められている
構造体を支える方法がそれぞれ異なる
本文では、日本の木造住宅に多い「木造軸組工法」について耐震性のポイントを述べてきたが、他工法ではポイントがそれぞれ異なる。例えば2×4工法は「面」で構造体を構成し、その配置のルールを細かく決めることで耐震性を確保。またRC造の低層住宅に多い壁式構造も、同じように「面」で構成し、外せない構造体としての壁で支えている。そのほか重量鉄骨造のように太い柱と梁のラーメン構造で支える工法もある(一部木造でも筋交いのいらないラーメン構造がある)。これらの工法の場合、建築会社によく説明を聞くのがよいだろう。
2×4インチの枠材を組み、その上に合板を張った「面」を組み合わせて構造体を作る2×4工法
現場打ち鉄筋コンクリートのパネルで構造体を構成し、その壁で構造を支えるRC造の壁式構造